2017年10月07日

SEAL IN NAM☆NAM 2017.10.1

SEAL IN NAM☆NAM   2017.10.1




SEAL IN NAM☆NAM 



October 1  01:30  

ギ・フン村  ホーチミン港上流



ギフン村唯一の港の上流に
クリムゾン・ダイド作戦で使われた
浮橋基地の一部を移設・接岸設置中の
海軍部隊がいた。

そして設置が完了した
その日の深夜、浮橋基地からサイパンと言われる
現地徴集の小舟が出港した。
サイパン舟には、

ST-1 LT URGYLE

SN NICK

SN FISHER

そして、

LDNN SA Hung 

が乗っている。

拠点となる浮橋基地から下流へ途中まで
エンジンで航行し目標に近づくと
舟のエンジンを止めて流れに任せて
上陸地点へと向かっていった…


FISHER: ヘイ! NICK。
今回の作戦はべトコンの重要容疑者の逮捕って事だが、そいつはホントにこの村にいるのかい?

NICK:さあな、最近、CIAにはガセネタばかり握らされてるからな…

愚痴とも取れる会話にHungが一言。

HUng:67年の作戦ではサイゴン南東のギン・ディーナ州に浮橋基地を設営して村から村へべトコンの要塞(地下陣地)数百基やサイパン(小舟)を100以上破壊できた、前と同じで拠点からの機動力 隠密を生かした作戦だから今回も上手くいくさ。   


4人のなかで唯一の士官である、URGYLEはじっと河岸を見ている。
(PBRでなく現地製の小舟で偽装し接近、上陸侵入するのはいいが目標捕獲後の撤収が…)


URGYLEは最悪の事態に備え、全員にストーナーと予備ベルトリンク400発分を持たせていた。
(いざとなれば、4人で火力集中すれば逃げ切れるだろう)

(映画のヒーローじゃねえんだ!銃は腰だめでなく構えてアイアンサイトを見るんだ!!)
SEAL IN NAM☆NAM   2017.10.1
若い3人をしごき上げた訓練の時の事を思い出す。
    


(ま、何とかなるだろう)URGYLEがそう思ったころに目標の上陸地点に到着した。
遠目に見ると現地の小舟にしか見えない、
ましてや まだ暗い上陸は成功するだろう。


URGYLE:さあ、みんな いくぞ!



SEAL IN NAM☆NAM   2017.10.1



05:30 ST-1 4名が、ギ・フン村 東岸に上陸した。



URGYLE:全員 地図は頭に入っているだろうが もう一度確認の為、言っておく。
ジャングルキャノピーを利用しつつポイント②から①へと移動する。村から目標が出ていたら、
即確保する。いいな!!


(残る3人が頷く)

SEAL IN NAM☆NAM   2017.10.1


ポイント②から①への中間地点…

FISHER:LT殿 我々の被服は最新のMOSQUIT生地(注:防虫生地)で縫製されていると聞きましたがここの蚊には全然効き目ありませんね。

URGYLE:そうだな、基地に帰還したら報告書に追記しよう。最近は使用弾数まで申告させられるくらい細かいから、ちょうどいいくらいだ。

SEAL IN NAM☆NAM   2017.10.1



4人は、そんなやり取りが虚しくなるくらいの蚊の大群に歓迎されながら、そして せっかくのバグジュースが汗で全部流れてしまった頃に、ポイント①へと到着した。


09:30 ギ・フン村東 ポイント①

URGYLE:定時連絡をしろ。

NICK:ROG。

NICKがPRCで報告しようとすると、
司令部より緊急の指令が来た。


司令部:目標が指揮していると思われる2個分隊以上のべトコンがポイント①の西より近づいている。
ポイント①辺りは丘になっている。
敵が丘を登る前にこれを叩くんだ!

NICK:ROG!!

チームはURGYLEが指示するまでもなく、輪形陣の中心にクレイモアを仕掛け敵の接近を待つ。
クレイモアの左側 敵の進行正面にFISHERとNICK
右側にHungとURGYLEが陣取った。
(敵が近づいてもすぐに撃つなよ、引きつけろ!!)URGYLEが常々メンバーに説いている待ち伏せの常套手段だ。


SEAL IN NAM☆NAM   2017.10.1


べトコンの分隊の先頭がポイント①へ到達した。
・・・Hungは手を伸ばせば敵の手を掴めれるくらいの位置にいた。1分隊はやり過ごした筈だ。
(その中に目標はいない・・・)
敵に見つからないよう、目も半開きのまま敵の背中を注視する(心臓の鼓動が鳴り響く)

その瞬間、FISHERとNICKのストーナーが火を噴いた。逃げようとする敵をURGYLEとHungが合わせて撃つ。2連射で1分隊を倒したのではないだろうか!
敵は総崩れだ。目標の容疑者を倒してないよう願いながらひたすら撃って撃ちまくる。
残りの敵1分隊が反撃しようと前進したところにストーナーの弾を浴びせる。


時間にして10分経つか経たないかで、
決着はついた。

容疑者はいなかった・・・素早く撤収しなければストーナーを装備しているとはいえ流石にキツイ。
URGYLEは空軍の制空権下にあるマインエリアへと退避する事にした…(遅くとも今晩には浮橋基地に帰り着いて上手いビールを飲めるだろう)
そんな思いを胸に、空軍機が上空を旋回する草原を移動していった・・・

SEAL IN NAM☆NAM   2017.10.1




あとがき】今回、トンネルラッツも大好きなSEALの物語を書いてみました。
知り合いの方から許可を貰って、実際に浮き橋や小舟に乗ってもらい動画や写真を撮りました。
NAM☆NAMでの状況に話しを盛ってはいますが大体のところは合っていますし、その戦果に米軍側は非常に盛り上がりました。
(NAM☆NAMではいつもべトコンが強いです)
やはり、やったりやられたりのほうがイベント運営側としても微笑ましいものです。
この後、一般部隊が大活躍したり、べトコンが反撃して米軍をブービートラップの沼に引きずり込んだりするのですが、その話しはまた次回以降にします。


☆最後におまけ☆

SEAL IN NAM☆NAM   2017.10.1

SEALチームを演じた SEAHOUNNDさんのHPはこちら↓


http://水茄子.maid.to/frame2.html







      






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Posted by トンネルラッツ  at 07:44 │Comments(0)ナム

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